まだ、そんな事言ってるの?10年、15年前の話から進化しませんね。
2026.07.23

「まだ、そんなこと言っているんですか? 10年、15年前からまったく進化していませんね」
先日、リフォームの訪問販売の業者さんと話をしたというお客様との会話の中で、つい出てしまった言葉です。
ふと、リフォーム業界の片隅を見渡すと、いつまで経ってもいなくならない「特定のスタイル」があります。
時代がどれほど変化しようとも、彼らが繰り出す手口は10年、15年前から驚くほど変わっていません。
そう、それは『悪質なリフォーム業者』。あなたの家にもピンポーンとやってくる、彼らです。
もちろん、全てのリフォーム訪問業者が、悪い業者、会社さんという事ではありません。
中にはしっかりとした会社さんもあります。
しかし、朝から晩まで、精神論と行動量だけで乗り切ろうとする、まるで時代を超越した「人間国宝」みたいな方々も時々みかけます。
ずっと右から左へピンポン、ピンポンと訪問を続けていく。デジタル化した生活に慣れてしまった人間には、
到底再現できない圧巻のスタミナをお持ちの方を見かけたりもします。
そんな悪徳な業者さんが狙っている工種
それが
・外壁塗装、屋根工事
・床下、シロアリ業者
・太陽光販売
の3種。もう、ここの牙城は崩れることはないのかもしれません。
もう何年前になるでしょうか。とある「営業組織」の社内マニュアルを見たことがあります。
その組織は時代の波に飲まれて消滅してしまったようですが、そこに書かれていた「伝統の教え」は今でも鮮明に覚えています。
そこには、悪徳営業マンが、表面上の数字を飾るための「手口のフルコース」がびっしりと並んでいました。
その某会社さんは、外壁塗装と屋根工事を中心に、併せてシロアリと床下換気扇、その床下換気扇を動かすための小さなソーラーパネルを販売するという
「悪い業者さんの工事パッケージ」みたいな会社さんでした。
そのマニュアルに記載されていた、今でも強く覚えている内容が
「お客さんの目の前で、外壁を擦るように触って、指先が白くなったのを見せること」
「近くで工事をやっていたら、お宅の屋根がズレてるのが見えた。危ないから、早く治した方がいい」
「今日、汚れてもいいように、つなぎを着てきているから、サービスで床下点検しますよ」
「近くでやっている工事が終わるので、そこで外した足場をそのまま持ってくるから、特別に足場代タダでいいですよ」
「デジカメにシロアリの写った写真をいれておくこと」
というような内容でした。
一つ一つ冷静になって振り返ってみると、笑ってしまうくらい可笑しな話ですが、
当時はこの古臭いパフォーマンスに圧倒され、言われるがままになってしまう人が本当に多かったんですね。
例えば、「外壁を触って手に白く粉がつく(チョーキング)」という現象。
確かに経年劣化の一種ではありますが、外に置いてあるものなら埃がついて手くらい汚れます。
そんなに経年劣化してなくても、擦れば指は白く汚れます。
それを「大変だ!大変だ!」と大騒ぎして危機感を煽るんです。
また、「足場代をタダにするから」というトーク。
本来、職人さんが朝から夕方までかけて安全に組むべきものを、「帰りにタダで組む」なんて物理的にあり得ません。
夜中に暗闇で足場でも組むつもりなのでしょうか? 言っていることの信憑性が完全に欠けています。
「シロアリの写ったデジカメの写真を見せる」というのも同じです。(デジカメという言葉自体に、時代を感じますね)
「時代に取り残された悪しき手法」を好む人の、決定的な共通点。
それは、「完成後の出来栄えや、実際の成果が第三者に確認しづらい仕事」を選びたがることです。
表面だけサッと塗れば一見きれいに見えますし、誰も入っていかない床下や、見えない屋根の上のことは、言われたことを信じるしかありません。
いわゆる「足がつきにくい(化けの皮が剥がれにくい)」内容でしか勝負できないのです。
そして、もう一つの大きな特徴。
それは、「お客様がまったく必要としていないもの」を無理やり売ろう(強要しよう)とすること。
この時点で、この時点で、もう悪い業者な気がしますが。
そもそも、なぜ外壁塗装をしないとならないのか。
なぜ、床下のシロアリ対策をしないとならないのか。
なぜ、太陽光をのせるのか。
この「なぜ」がしっかり説明できないのは、はっきり言ってダメだと思います。
ここ最近の物価高や資材不足の不安な報道に便乗して、またまたそういう人たちが来ています。
「過去に成功した方法」という遺物を振りかざして、ここぞとばかりに勢いを増してやってきます。
今や検索という行動が日常になっている時代ですが、
少し調べればわかりそうなことを、調べずに(もしかしたら違法行為だとも気がつかずに)やっている業者さんもいるのかもしれません。
とにかく、
古臭い騙し文句、実態の見えない成果、相手のためにならない押し売りをしてくる業者、会社さんには気をつけましょう。
住宅選びは、会社選びとも言われるように、リフォームも会社選びが大事な時代になっています。
だからこそ、私たちは、お客様との対話を大事にしたリフォームを行うよう心掛けています。
「なぜ」をしっかりと説明できる会社さんを選ぶのが、失敗しないリフォームの第一歩なのです。




